ラベリング考

先日、整理収納のコンサルタントをさせていただいたお客様からお片付けをした成果報告の写真と一緒にこんなお問い合わせがありました。

「ラベリングしたいのですが、どんな感じが良いですか?」

という質問でした。

きちんと手順を踏んでお片づけを進めておられ、終盤に差し掛かり定位置管理に向けての前向きな質問でした。

せっかく、きれいにお片づけをしたので、バシッと美しいラベリングをして有終の美を飾りたいと気持ちは素晴らしい!

と思いつつ、こんな風にお返事をさせていただきました^_^
『ラベリングはあくまで目安なので、最初はわかりやすいところにはっきりとした字でマスキングテープ(剥がせるシール)で書いて貼るのが良いと思います。

見た目を気にされるのであれば、一定の規則を決めて貼る(右上に揃えるとか中心の上に揃えるとか)

もっと美しさを求めるのであれば、手書きではなくテプラにするとか。
中身の写真を撮って貼るとか。
専用シールを貼るとか。

でもきれいにラベリングをするならその前に簡単にわかりやすくまず貼って、使ってみて本当にその位置が適切なのか見極めてからが良いかと思います。

LDKの目立つところで見た目を重視するならこんな風に少し開けたらわかるところに貼るという手もあります。
ご参考まで』


とお伝えしました。

整理収納に終わりはないのです。
最初から完璧を目指さず、フレキシブルに対応できるようにお片付けを進めるのがポイントです。

イシドウ ナオコ
石堂直子くらしデザインオフィス 1級建築士事務所 代表/ 1級建築士/ インテリアコーディネーター/ 福祉住環境コーディネーター2級/ 整理収納アドバイザー1級/ 整理収納アドバイザー2級認定講師/ 福岡市在住 2女1男の母。 大学卒業後、建築業界に従事。主に住宅の設計に携わり、特にリフォームを得意とする。 結婚後7度の引越し経験からモノとの付き合い方、整理収納の奥深さに目覚める。