人間関係について悩んだことは誰にでもありますよね。
若い頃の私は今にも増して不器用で、人を不快にさせたり、また自分も必要以上に傷ついたりしていました。
そんな私が結婚して家庭を持ち家族が増えようとしていた頃、尊敬している人のすすめでステップというアドラー心理学に基づく子育て指南のプログラムを受けました。
あれから十数年。
そこの会報誌の原稿依頼があり、今までの子育てについて振り返る機会が持てました。
その原稿をそのままをここにしたためたいと思います。
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私が、ステップを受講したは長女が生まれて間もなくだったので10年以上前になります。
その後2人の子宝に恵まれて、3人の子供の母親になりました。
今年は長女が中学生になり、次女は小学3年生、末子の長男も小学1年生になりました。
ステップを受講していた当初は長女がまだ赤ちゃんで子供の自立と言われてもピンとこなかったし、今彼女がどの『好ましくない言動』をしたのかわかりづらいところもありました。
京都から離れたところに住んでいるので、メンタルサポート会やその他フォローアップ講座をなかなか受講できず、このjoyit通信だけが私とステップをつなぐ唯一のツールでした。
その間、私の子育ては決して褒められたものではなく、感情的になってはyouメッセージの応酬、我に返っては自己嫌悪、の繰り返しです。
意識して実践をして、ステップの成果を実感するという作業をするほど未だステップの内容を落とし込めていないのが正直なところです。
今回この「みどりの風」の原稿依頼があった時は「何も胸をはって伝えらえること、伝えたいことがない、どうしよう」と思いました。
でもあえて伝えることがあるとするならば、家族に囲まれて、時にはうるさいなあと思いながら、小さな悩みは尽きないけれど小さな幸せもたくさんある。そんな毎日をありがたく過ごしています。といったところです。
長女は中学生になり多感な年頃で私がコントロールしようとすればするほど反発します。今こそステップを再学習するべき時なのかもしれません。
でも何となくでもずっとjoyitと繋がっていたおかげで私の子育てのベースにステップがあったからなのか、長女の自己肯定感の強さに惚れ惚れする時があります。もしかしたら「ただの勘違いさん?」と思う事もなきにしもあらずですが、ここは素直に私の子育てもまんざらではないのではと思うことにしたいと思います。