映画「しあわせのパン」

先週末、Amazonプライムビデオを物色していたら、Amazonプライム(会員なら無料で観られる配信)に「しあわせのパン」が加わっていたので、嬉しくて、久しぶりに鑑賞しました。

前に観たのは5年以上前でしたが、印象深く、また観たいと思っていたのです。

映画の内容をざっと言うと、北海道の湖畔の月浦という田舎町でパン屋さんをしている夫婦が、そこを訪れる人々を通して絆を深めるお話です。
夫は大泉洋さん、妻は原田知世さんが演じています。

きっと好き嫌い分かれる映画だと思いますが、私は全体的に緩い感じの、「そんなにガツガツ生きないで、のんびり暮らそうよ」的な映画が好きなので、たまにそういった映画をみて癒されています。

オムニバスで夏、秋、冬、春と4つ物語で構成されていいるのですが、北海道の自然の美しさ、厳しさが鮮やかに映し出されています。
でもやはり、職業柄気になるのが、湖畔に建つロッジのパン屋さんの内外装です。
5年たった今みても、やはり参考になるところがたくさん詰まっていました。

小物にも一つ一つこだわりを感じられます。
「北欧、暮らしの道具店」さんが美術協力されていたようです。

▽薪ストーブのある空間、やはり憧れます。

その中でも、特筆すべきなのは、デッキの美しさです。

外壁もデッキも同じウエスタンレッドシダーを使っている様子。(たぶん)

ウエスタンレッドシダーとはヒノキ科の針葉樹で、軽く加工しやすいのに耐久性に優れた木材です。原産地はカナダ。

経年変化でレッドシダーがシルバーグレーになっていたようだったので無塗装だと思われます。
▽最後のデッキで散髪をしているシーン。

材料のままの仕上げはとても美しいですが、やっぱり北海道は乾燥しているのでしょうね。ここらへん(九州福岡)だと塗装しないと腐って、もたないです。
この映画が2012年公開なので、今はどんな感じなのかぜひ見に行きたい!映画のロケ地は北海道の洞爺湖で、このロッジは今もカフェとして実在するそうです。

月浦(架空の町)の映像は息をのむほどに美しく、パンはどれも美味しそう、原田知世さんはエイジレスに可愛く、大泉洋さんの控えめな演技はレアもの。
とにかく見ごたえ抜群です!

最初に書いた通り、現在、Amazonプライムで無料配信中です。(※プライム会員のみ)
お休みの午後、ゆっくりしたいと思う時に観るおすすめの映画です(^-^

イシドウ ナオコ
石堂直子くらしデザインオフィス 1級建築士事務所 代表/ 1級建築士/ インテリアコーディネーター/ 福祉住環境コーディネーター2級/ 整理収納アドバイザー1級/ 整理収納アドバイザー2級認定講師/ 福岡市在住 2女1男の母。 大学卒業後、建築業界に従事。主に住宅の設計に携わり、特にリフォームを得意とする。 結婚後7度の引越し経験からモノとの付き合い方、整理収納の奥深さに目覚める。