ある休日

新学期に入ってから、子ども達3人はそれぞれスポーツの部活やクラブに入っているので、毎週末には、試合会場への車だしやら帯同やら大忙しで、夫と手分けをしてこなしていたのですが、3度目の緊急事態宣言がおりてから、試合が開催されなくなり、「あら、日曜日なんの予定もないわ。何しよう?」という贅沢な状態になっております。

もともと出不精で、家でいくらでもダラダラ過ごせるタイプです。それでも、子どもが小さい頃は休みになると、どこかへ連れて行ってあげないと、とか思って、無理に(苦笑)出かけておりました。

その後、子ども達も大きくなり、長女(高2)は部活、次女(中1)はテスト期間中、長男(小5)はオンラインゲームでそれぞれ忙しく、ほっといて欲しい様子。

やっと心置きなくだらだら過ごせるかと思いきや、我が家に去年から新しく家族に加わった愛犬シロ(♀1歳)に退屈そうに見つめられると、また、無理にでも出かけなければ、という気持ちがよみがえってきました。
そこで先週末は、夫とシロを連れて隣の那珂川市までドライブへ行っていきました。

我が家は一応福岡市ですが、市内の端の端の方で、那珂川市のすぐそばなので、車を15分くらい走らせると、のどかな田園風景が広がります。

まずはパン屋さんへ。「MADOKA」というパン屋さんへ行ってみました。


はじめて来たのに前に来たことがあるようなデジャヴのような感覚をおぼえて、ネットで調べてみると、それもそのはず、東油山に同じパン屋さんあって、そちらはもう閉店してしまっているようでしたが、何年か前に行ったことがありました。

そこで、あんパンを買って中之島公園へGO!

中之島公園は思いのほか駐車場はギュウギュウでたくさん人が集まっていました。

でも、川へ降りる階段は閉鎖されていて、なぜ、閉鎖されてるのにこんなに人が集まっているのか不思議に思いながらもベンチでコーヒーとあんぱんを食べて、周辺を散策することにしました。

せせらぎが聞こえる川のほとりに大木があり、そのそばに趣きのある見事な茅葺屋根の家を発見。

その家のお庭をちょいと拝見してみたら、家に沿って木のデッキがずっと張り巡らされていて、そのデッキもきちんとメンテナンスしてあり、とても素敵なお宅でした。
その他、新しい住宅もちらほらありましたが、古き良き日本を彷彿とさせるお宅が何件かあり、お散歩をしながら、井上陽水の「少年時代」が聞こえてくるような、ノスタルジックに浸れる良い休日をすごせました。

やっぱりお出かけはいいね。

イシドウ ナオコ
石堂直子くらしデザインオフィス 1級建築士事務所 代表/ 1級建築士/ インテリアコーディネーター/ 福祉住環境コーディネーター2級/ 整理収納アドバイザー1級/ 整理収納アドバイザー2級認定講師/ 福岡市在住 2女1男の母。 大学卒業後、建築業界に従事。主に住宅の設計に携わり、特にリフォームを得意とする。 結婚後7度の引越し経験からモノとの付き合い方、整理収納の奥深さに目覚める。