ドラマインテリア考「僕の姉ちゃん」

以前からブログに書いていますが、私はドラマが好きです。

刑事モノ、恋愛モノ、医療系などのドラマも観ますが、歳をとるにつれて最近好きなドラマは、「まったり脱力系」のドラマです。

去年の大晦日に我が家のリビングのテレビが「パンッ!」と音を立てて壊れたもので、10年ぶりにテレビが新しくなりました。なんと、リモコンにAmazonプライムのボタンがあるではありませんか!
飲み物とおつまみを用意して、ソファーを占拠し、だらだらTVを観るのが最近のマイブームです(^^;)

そのAmazonプライムで観られるドラマに、黒木華さん主演の「僕の姉ちゃん」というドラマがあって。何ともじんわりとくるのです。


※画像はすべてテレビ東京さんのインスタからお借りしています。

黒木華さん演じるお姉ちゃんと、杉野遥亮さん演じる弟の、つかの間の2人暮らし様子を描いたドラマです。

お姉ちゃんの名言とか、弟のそれに対する反応とか、じんわりポイントが幾つかあるのですが、2人暮らしをしているお家が、何ともじんわりと、心に沁みわたります。

神奈川の海沿いの街にある古い一軒家(たぶん平家)で、家の中央にあるダイニングにはローテーブルが置いてあり、ダイニングチェアーではなく、座椅子が置かれています。そして間口全面の木製の引き違い窓から、ウッドデッキを通して広がっているお庭がものすごーく良い!

季節は春から夏にかけての設定ですが、その窓には網戸なんて付いて無い。そして窓は開けっ放し。潔くってしびれます。虫だなんだ考えるだけ野暮ってもんです。

インテリアのテイストはレトロな昭和の雰囲気。質の良い昭和の名品が揃えられている感じです。

テーブルランプも幾つかおいてありますが、どれも素朴でいい感じ。特にリビングソファー横に置いてあるテーブルランプは我が家にもほしいです。アンティークかな?探したけど見つかりません…。

やっぱり古く、お手入れされているモノはいいな〜。

小物もどれも素敵で、ロイヤルコペンハーゲンの食器はやっぱり美しい。それを扱っている黒木華さんの所作も丁寧で素敵。自分ひとりでケーキやアイスを食べる時もきちんとお茶を淹れ、カップ&ソーサーで飲んでいたり、インスタントラーメンも丁寧に作るので、何だかご馳走に見えたり。出来合いのモノでもシチュエーションを大事にしてくらしを楽しんでいる様がとっても興味深かったです。

テレビ東京さん、ぜひ続編の秋冬バージョンもお願いします!

Amazonプライムで絶賛配信中です。休日まったりしたい時に最適のドラマです。

追記:撮影は葉山の「SUNSHINE+CLOUD」というゲストハウスで行われていたそうです。

イシドウ ナオコ
石堂直子くらしデザインオフィス 1級建築士事務所 代表/ 1級建築士/ インテリアコーディネーター/ 福祉住環境コーディネーター2級/ 整理収納アドバイザー1級/ 整理収納アドバイザー2級認定講師/ 福岡市在住 2女1男の母。 大学卒業後、建築業界に従事。主に住宅の設計に携わり、特にリフォームを得意とする。 結婚後7度の引越し経験からモノとの付き合い方、整理収納の奥深さに目覚める。