ミラノサローネについて

3月は、たて続けに建材メーカーさんがミラノサローネに関係したセミナーを開催していたので、参加させていただきました。

①TOTOさん②サンゲツさん③パナソニックさんの順に参加してきました!

ちなみにミラノサローネというのは、イタリアミラノ市で行われる国際家具見本市のことです。
年1回、4月に行われていたのですが、2020年はコロナ禍のため中止になり。去年2021年は11月に開催されました。
ファッションの発信元は何といってもパリ(パリコレクション)ですが、インテリアの発信元はミラノ、つまりこのミラノサローネと言われています。

今回参加した3つのセミナーは、去年2021年11月に行われたミラノサローネからみる、インテリアの動向と考察についてでした。

ミラノサローネは2021年で60周年を迎え、デザイン変遷の傾向をみると、デコラティブとシンプルを6年周期で行ったり来たりしているそうです。
現在はシンプルからデコラティブの過渡期で、今後はデコラティブがモードになりそうです。

そして、どの講座でも上がっていたのが『サスティナビリティ』『SDGs』です。
これはもう世界中これからの事を考えるときに外せない、マストな考え方のようです。

ちなみに、
サスティナビリティとは:「持続可能性」を意味する言葉です。 企業と環境・社会との関係が見直されるようになり、活動の一環として、サスティナビリティに取り組む企業が増えています。 サスティナビリティの概念が広まり始めたのは、1992年にリオデジャネイロで開催された、地球サミットからです。

SDGsとは:「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のこと。 2015年9月に国連で採択されました。 これは、貧困や紛争、気候変動による自然災害、感染症といった人類が直面している課題を整理し、2030年までに世界が達成すべき目標を立てた“道しるべ”です。

ブースは解体後も再利用できるような取り組みがあったり、廃材を再利用したプロダクトの展示、接着剤や塗料を極力抑える、などの環境への配慮が随所に見受けられました。

色もアースカラー、グレイッシュ等、優しい色合いが主流で、これに差し色をいれて「落ち着いているけど、どこか面白い空間」というのが今風なのかなと思いました。これからはデコラティブ傾向にあるので来年はもっとカラフルな感じになるのかもしれません。

houzzさんのレポートがわかりやすいので興味のある方は参考にしてください(^^;

私の人生の目標に「40代のうちにミラノサローネへ実際に行く!」というものがあり、現在48歳!やばいです、もう40代が終わりそうです。
一人では心細いので親友を巻き込んで49歳つまり2023年のサローネに行く予定です。
親友も私も母親業がまだ忙しい時期だし、それぞれ仕事もしているので、なかなか調整が難しいのではありますが、なんとかこの目標、達成したいなあ。
2022年のサローネは6月7~12日に開催予定です。公式HPはコチラ
2023年の開催は4月に戻るのかな?

いまからとっても楽しみであります。
それにしても、コロナ禍と戦争が一日も早く終息しますように…。

イシドウ ナオコ
石堂直子くらしデザインオフィス 1級建築士事務所 代表/ 1級建築士/ インテリアコーディネーター/ 福祉住環境コーディネーター2級/ 整理収納アドバイザー1級/ 整理収納アドバイザー2級認定講師/ 福岡市在住 2女1男の母。 大学卒業後、建築業界に従事。主に住宅の設計に携わり、特にリフォームを得意とする。 結婚後7度の引越し経験からモノとの付き合い方、整理収納の奥深さに目覚める。